つくば市一般廃棄物処理基本計画
(生
活
排
水
処
理
編)
平成19年度∼33年度
平 成 2
0 年 1 月
《
目
次
》
第 1章 計 画概 要
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 1 節 計 画 策 定 の 背 景 1
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第 2 節 一 般 廃 棄 物 処 理 基 本 計 画 の 位 置 付 け 2
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第 3 節 計 画 策 定 の 目 的 3
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 4 節 生 活 排 水 処 理 に 係 る 理 念 及 び 目 標 3
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 5 節 計 画 の 期 間 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 6 節 生 活 排 水 処 理 施 設 整 備 の 基 本 計 画 4
第 2章 基 礎的 事 項
第1節 地 域 の 概 況
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1 − 1 本 市 の 現 況 8
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1 − 2 気 象 の 状 況 9
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 3 河 川 の 状 況 1 0
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 4 産 業 の 状 況 1 0
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 5 土 地 利 用 の 状 況 1 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 2 節 関 係 法 令 等 1 5
第 3章 生 活排 水 処理 形態 別人 口の 動向 と 将来 推計
第 1 節 計 画 処 理 区 域 内 人 口 の 推 計
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1 − 1 将 来 人 口 の 推 計 1 8
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1 − 2 行 政 区 域 内 人 口 の 予 測 1 8
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1 − 3 開 発 人 口 1 9
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1 − 4 将 来 人 口 の 予 測 結 果 1 9
第 2 節 処 理 形 態 別 人 口 の 推 計
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2 − 1 生 活 排 水 処 理 形 態 別 人 口 2 1
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
2 − 2 下 水 道 人 口 の 設 定 2 2
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
2 − 3 計 画 収 集 人 口 の 推 計 2 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
2 − 4 浄 化 槽 人 口 の 推 計 2 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
2 − 5 農 業 集 落 排 水 施 設 人 口 の 設 定 2 5
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 3 節 し 尿 ・ 浄 化 槽 汚 泥 発 生 量 の 推 計
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3 − 1 し 尿 量 の 推 計 2 7
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
3 − 2 浄 化 槽 汚 泥 量 の 推 計 2 9
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
3 − 3 し 尿 ・ 浄 化 槽 汚 泥 量 の 予 測 結 果 ( ま と め ) 3 1
第 4章 生 活排 水 処理 基本 計画
第 1 節 計 画 策 定 に あ た っ て の 検 討 事 項 等
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 1 既 存 施 設 及 び 既 存 計 画 と の 整 合 性 の 検 討 3 2
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 2 地 域 環 境 保 全 効 果 の 検 討 3 3
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 3 経 済 的 要 因 の 検 討 3 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 4 社 会 的 要 因 の 検 討 3 5
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 5 投 資 効 果 発 現 の 迅 速 性 の 検 討 3 5
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 6 将 来 見 通 し の 検 討 3 6
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
1 − 7 課 題 の 整 理 3 8
第 2 節 基 本 方 針
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2 − 1 生 活 排 水 の 処 理 目 標 4 0
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
2 − 2 生 活 排 水 処 理 形 態 別 人 口 の 内 訳 4 1
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
2 − 3 生 活 排 水 の 基 本 方 針 4 2
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
第 3 節 生 活 排 水 処 理 施 設 と 事 業 制 度 4 2
第 4 節 生 活 排 水 の 現 況 と 将 来 計 画
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
4 − 1 生 活 排 水 の 処 理 主 体 4 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
4 − 2 生 活 排 水 の 処 理 フ ロ ー 4 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
4 − 3 生 活 排 水 処 理 施 設 の 整 備 方 針 4 6
第 5 節 し 尿 ・ 浄 化 槽 汚 泥 の 処 理 計 画
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
5 − 1 し 尿 ・ 浄 化 槽 汚 泥 の 現 況 4 7
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
5 − 2 汚 泥 の 再 利 用 計 画 4 7
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
5 − 3 収 集 ・ 運 搬 計 画 4 8
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
5 − 4 中 間 処 理 計 画 5 0
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
5 − 5 最 終 処 分 計 画 5 3
第 6 節 処 理 計 画 達 成 の た め の 施 策
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
6 − 1 市 民 に 対 す る 広 報 ・ 啓 発 活 動 5 4
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
6 − 2 排 水 に 関 す る 事 項 5 7
第1章 計画概要
第 1 節 計 画 策 定 の 背 景
本 基 本 計 画 は 「 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 す る 法 律 」 第 6 条 第 1 項 及 び 第 2 項
に よ っ て 規 定 さ れ て い る 計 画 を 策 定 す る も の で あ り , つ く ば 市 ( 以 下 「 本 市 」 と
い う ) に お け る 生 活 排 水 処 理 の 現 状 把 握 並 び に 将 来 予 測 に つ い て 総 合 的 な 観 点 か
ら 適 正 な 処 理 計 画 を 定 め る も の で あ る 。
本 基 本 計 画 は 特 に 生 活 雑 排 水 対 策 と し て 合 併 処 理浄 化 槽の 普 及 等 を 予 測 す る と
同 時 に ,下 水 道整 備 計 画 と の 整 合 性 を 考 慮 し て , 目 標 年 次 に お け る 生 活 排 水 の 種
類 別 ・ 処 理 主 体 別 に 生 活 排 水 処 理 体 系 全 体 の 調 整 を 図 り , 長 期 的 展 望 に 立 っ て 処
理 方 法 及 び 処 理 施 設 の 選 択 等 の 施 策 を 総 合 的 に 定 め る こ と を 目 的 と す る 。
な お , 本 基 本 計 画 に 定 め る べ き 事 項 に つ い て は , 旧 厚 生 省 生 活 衛 生 局 水 道 環 境
部 環 境 整 備 課 長 通 知 ( 平 成 2 年 1 0 月 8 日 付 け 衛 環 第 2 00 号 ) に 示 さ れ て お り ,
本 通 知 に 準 拠 し た 計 画 の 策 定 を 行 う も の と す る 。
注:本文の は 「用語の解説(資料編P17∼P19 」を参照のこと)
第 2 節 一 般 廃 棄 物 処 理 基 本 計 画 の 位 置 付 け
生 活 排 水 処 理 編 は,「 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 す る 法 律 」 第 6 条 第 1 項 の 規
定 に 基 づ く 「 一 般 廃 棄 物 処 理 計 画 」 の う ち , 中 長 期 の 計 画 的 な 生 活 排 水 処 理 の 推
進 を 図 る た め の 基 本 方 針 を 示 す 「 生 活 排 水 処 理 基 本 計 画 」 と し て の 位 置 付 け を 有
す る も の で あ る 。
ま た , 本 市 が 「 地 方 自 治 法 」 に 基 づ き 策 定 す る 「 基 本 構 想」「 基 本 計 画 」 等 の
総 合 計 画 や 環 境 基 本 計 画 等 は 本 計 画 の 上 位 計 画 と し て 位 置 付 け ら れ , そ れ ら の 計
画 と 整 合 が 図 ら れ な く て は な ら な い 。
計 画 の 位 置 付 け を 以 下 に 示 す 。
図1- 2- 1 計 画の 位 置付 け 〈地方自治法〉
〈総合計画〉 〈廃棄物の処理及び清掃に関する法律〉
基本構想
基本計画
環境基本計画等
一般廃棄物処理基本計画
ご み 処 理 編
一般廃棄物処理実施計画
生 活 排 水 処 理 編
ご み 処 理 実 施 計 画
第 3 節 計 画 策 定 の 目 的
本 基本 計 画は , 本 市に お いて 最 も 有効 か つ適 切 に, そ れを 実 現し て い くた め の基
本施 策の 方向 性を 示す もの であ り, 計画 策定 の目 的を 以下 のよ うに定 める 。
本市 は 茨城 県の 南西 部に 位置 し,「筑 波研 究 学園 都市 」を 中心 に早 く から 宅地 開発
。 とと もに イン フラ 整備 が進 めら れて きた 反面 ,立 ち遅 れて いる 地域も 所々 にあ った
下 水道 し かし な がら , 現 在に 至 って は 「 筑波 研 究学 園 都市 」 区域 外 にお い て も,
整備 が着 実に 実施 され てお り, 地域 格差 の是 正が 進ん でき てい る。
, 一方 ,地 域に よっ ては 下水 道整 備以 外に 他の 施設 整備 の対 応が 必要な 場合 もあ り
地域 に適 した 生活 排水 対策 を講 じる 必要 があ る。
こ のよ う な背 景 か ら本 市 では , 森 林や 自 然環 境 の保 全 と,公 共用 水 域にお け る生
活 排水 に よる 水 質 の汚 濁 を防 止 す るた め に, 下 水 道整 備 以外 に 合併 処 理 浄化 槽 の普
及を はじ めと した 生活 排水 対策 を推 進し てい る。
は ,生 活 排 水( し 尿・ 浄 化槽 汚 泥及 び 生活 雑 排 水) の 処理 生 活排 水 処理 基 本 計画
に つい て ,本 市 の 中長 期 にわ た る 基本 的 な施 策 の 方向 性 を示 す もの で あ り, 生 活環
境の 保全 及び 公衆 衛生 の向 上に 資す るこ とを 目的 とす る。
第 4 節 生 活 排 水 処 理 に 係 る 理 念 及 び 目 標
本 市の 生 活雑 排 水 の処 理 は, そ の 大半 が 下水 道 によ る もの だ が, 概 ね 1割 強 の家
, 庭で は合 併処 理浄 化槽 で処 理し てお り, その 割合 も徐 々に 増え てきて はい るも のの
一 部は 未 処理 の ま ま水 路 ・河 川 等 に排 出 され て い る形 態 (単 独 処理 浄 化 槽の 場 合)
も残 って おり ,周 辺の 河川 ・湖 沼の 水質 に影 響を 及ぼ して いる 。
本 市域 は 水郷 筑 波 国定 公 園の 風 光 明媚 な 観光 地 でも あ り, ま た, 霞 ヶ 浦・ 牛 久沼
や 利根 川 流域 の 上 流に 位 置す る こ とを 考 慮し て , 水質 の 汚染 や富栄 養 化を防 止 する
た めに も 確実 な 生 活排 水 対策 が 必 要で あ る。 特 に 霞ヶ 浦 は湖 沼 水質 保 全 特別 措 置法
の 対象 湖 沼で あ り ,霞 ヶ 浦水 質 保 全計 画 にお け る 諸施 策 の整 合 も踏 ま え なけ れ ばな
らな い。
し たが っ て, 本 市 にお け る河 川 ・ 湖沼 へ の生 活 排水 対 策は 必 須で あ り ,本 市 が生
活 排水 処 理施 設 の 整備 を 進め て い くこ と は, 本 市 のみ な らず 近 隣市 町 に おい て もそ
前 記の よ うな 事 項 を踏 ま えて , 生 活排 水 処理 に 係る 理 念, 目 標を 次 の よう に 定め
るも のと する 。
<
生活排水処理に係る理念・目標
>
生 活 排水 処 理 率と は , 下水 道 や合 併 処 理浄 化 槽等 に よ って 生 活 排水 を 適正 に 処 理し て い
※:
る 人口 に対 する 総人 口の 占め る割 合で ある 。
水洗 化・ 生活雑 排水 処理 人口 (下水 道水 洗化 人口 +合併 処理 浄化 槽人口 )
= × 100
生活 排 水
総 人口 (住民 基本 台帳 人口 +外国 人登 録人 口+開 発人 口) 処理 率( %)
第5 節 計画 の期 間
本基 本計 画の 期間 は平 成1 9年 度か ら平 成3 3年 度ま での 15 年間と する 。
な お, 本 基本 計 画 は, 概 ね5 年 ご とに 見 直す も のと し ,そ の 他生 活 排 水に 関 する
諸条 件に 大き な変 動が あっ た場 合に も5 年後 に限 らず 見直 すも のとす る。
ま た, 本 基本 計 画 を効 果 的に 運 用 して い くた め に, 中 間目 標 年次 を 設 定す る 。中
間目 標年 次は 諸条 件を 考慮 し, 平成 25 年度 とす る。
第6 節 生活 排水 処理 施設 整備 の基 本計 画
( 1) 下水 道
下 水道 ( 下水 道 に は主 に 流域 下 水 道・ 市 単独 の 公共 下 水道 及 び特 定 環 境保 全 公共
下 水道 が ある ) は ,生 活 環境 の 改 善, 河 川・ 湖 沼 の水 質 保全 等 ,快 適 な 生活 環 境の
確 保の た めに 必 要 不可 欠 な施 設 で ある が ,市 町 村 や一 部 事務 組 合等 の 範 囲で 単 独に
計 画を 検 討す る だ けで は 不十 分 で ある た め, 茨 城 県で は 流域 別 下水 道 整 備総 合 計画
を策 定し てい る。
こ れら の 計画 は , 水系 を 一体 的 に 捉え , 水利 用 の現 況 や, 環 境基 準 の 達成 の 緊急 生 活 排 水 処 理 の 重 要 性 を 十 分 に 認 識 し , 生 活 排 水 処 理 施 設 の 一 層 の 整 備
推 進 に 努 め る と と も に , 啓 発 活 動 等 を 通 じ て 各 家 庭 か ら の 発 生 源 対 策 を 充
実 さ せ る こ と に よ り , 公 共 用 水 域 と り わ け 霞 ヶ 浦 及 び 牛 久 沼 の 水 質 環 境 基
準 の 達 成 と 身 近 な 生 活 環 境 の 保 全 及 び 公 衆 衛 生 の 向 上 を 図 る こ と を 生 活 排
水 処 理 の 目 標 と す る 。
度 など も 考慮 し た 最も 合 理的 か つ 総合 的 な下 水 道 整備 総 合計 画 を策 定 し ,そ れ に基
づ いた 個 々の 下 水 道事 業 を推 進 す るこ と を目 的 と して お り, 県 下を 8 つ のブ ロ ック
に分 け, それ ぞれ に計 画的 な整 備が 進め られ てい る。
こ のう ち ,本 市 に おい て も流 域 別 下水 道 整備 総 合計 画 を上 位 計画 と し て, こ れに
整 合す る よう に 市 の下 水 道整 備 計 画( 流 域関 連 公 共下 水 道整 備 計画 及 び 流域 関 連特
定 環境 保 全公 共 下 水道 ) を策 定 し てお り ,こ れ ら の計 画 に基 づ いて 管 渠 等の 整 備が
進め られ てい る。
表1- 6- 1 本市の下水道普及状況
下水道普及率
行政区域 下水道処理区域内
年度 (B)/ (A)=%
面積( ha) 人口(A) 面積( ha) 人口(B)
179, 019 5, 027. 3 114, 787 64. 1
平成 9年度
平成10年度 180, 476 5, 164. 3 117, 588 65. 2
成11年度 181, 548 5, 320. 1 121, 769 67. 1
平
平成12年度 182, 788 5, 465. 5 127, 854 69. 9
平成13年度 28, 407 183, 696 5, 759. 7 132, 160 71. 9
平成14年度 184, 876 5, 906. 2 136, 389 73. 8
平成15年度 186, 674 6, 006. 4 138, 066 74. 0
平成16年度 188, 391 6, 090. 8 140, 592 74. 6
平成17年度 191, 750 6, 288. 8 145, 097 75. 7
194, 740 6, 463. 8 148, 798 76. 4 平成18年度
(資料:都市建設部下水道事務所)
注1:行政人口には外国人登録人口は含んでいない。
注2:上記の 下水道処理 区域には 市の公共下 水道(流域 関連),特定環 境保全公共 下水道(流 域関
連)も含む。
表1- 6- 2 本市における下水道の種類と処理実績 (平成18年度)
処理区域内人口 整備内容
下水道の種類
公 共下水道のうち ,市街化区域に おける
公 共 下 水 道 下水 を排除し,また は処理するため に市が
121, 077人
(流域関連) 管理 する下水道で, 本市の場合は終 末処理
場はなく,流域下水道に接続している。
公 共下水道のうち ,市街化区域以 外で,
特定環境保全公共下水道 農山 漁村の主要な集 落及び湖沼周辺 等にお
27, 721人
(流域関連) いて ,環境保全のた めに緊急に実施 する必
( 2) 合併 処理 浄化 槽
, 下水道普及率は現在約7割強である。今後も引き続き下水道の整備促進を図ると共に
高度処 理型合 生活排水 対策の充実を 図るため,公 共下水道事業認 可区域外におい ては,
の普及を促進していく必要がある。 併処理浄化槽
平成15年10月に閣議決定された国の廃棄物処理施設整備計画では,「浄化槽処理人
口普及率 」を11%( 平成19年度 )とすることが 目標となってい る。本市にお いては
人口201, 7 81人 に対し合
平成18年度末現在,総 (住民基本台帳人口+外国人登録人口)
浄化槽処理 人口普及率は12 . 4%で既に国の 目標値
併浄化槽処 理人口は25, 036人であ り,
をクリアしている。
高 度処理型合併処理浄 化槽の補助を推進 してお 本市におい ては,平成15 年度からは
り,平成16年度以降は全て高度処理型合併処理浄化槽である。
今後も引き 続き河川・湖沼 の水質汚濁を 防止するため,公共 下水道事業認可区 域外に
おいては 高度処理型合 併処理浄化槽 の設置を呼びか け,高度処理型 合併処理浄化 槽の設
置者に対しては引き続きその設置費用の一部を補助していく。
( 注:本文では以降合併処理浄化槽を表記した場合,高 度処理型合併処理浄化槽も含むものとする)
表1- 6- 3 合併処理浄化槽補助実績
年 度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17度 平成18年度
146基 109基 76基 66基 62基
補助基数
- ( 1) (76) (66) (62)
(資料:環境課)
( 3) 単独 処理 浄化 槽
単 独処 理 浄化 槽 に つい て は, 浄 化 槽法 の 改正 ( 平成 1 3年 4 月1 日 施 行) に より
浄 化槽 の 定義 か ら 削除 さ れた た め ,今 後 新設 す る 浄化 槽 とし て は合 併 処 理浄 化 槽の
設 置が 原 則と し て 義務 付 けら れ た こと に なる 。 た だし , 維持 管 理な ど に つい て は従
来 の規 制 を継 続 す る必 要 があ る こ とか ら ,既 設 単 独処 理 浄化 槽 につ い て は法 改 正後
にお いて も浄 化槽 法上 の浄 化槽 とみ なす こと にな って いる 。
既 設単 独 処理 浄 化 槽を 使 用す る 者 は, 原 則と し て合 併 処理 浄 化槽 へ の 設置 替 えま
たは 構造 変更 に努 めな けれ ばな らな いと され てい る。
( 4) 農業 集落 排水 施設
本 市で は ,現 在 農 業集 落 排水 施 設 はな く ,将 来 的に つ いて も 同施 設 整 備の 計 画は
第2章 基礎的事項
第1節 地域の概況
1−1 本市の現況
本 市は , 茨城 県 の 南西 部 に位 置 し, 県 庁所 在 地水 戸 市 から 南 西に 約 50 km, 首都
東 京か ら 北東 に 約 50 km, 成田 国 際空 港 (成 田 市) か ら 北西 に 約4 0 kmの距 離 に位
置し てい る。 面積 は28 4. 07㎢で ,県 内で 4番 目の 広さ にな って いる。
, 北 に関 東の 名峰 筑波 山を 擁し ,東 には 我が 国第 2位 の面 積を 有する 霞ヶ 浦を 控え
併せ て水 郷筑 波国 定公 園に 指定 され てい る。
ま た , 筑 波 山 地 域 を 除 く 市 域 の 大
部 分 は , 筑 波 ・ 稲 敷 台 地 と 呼 ば れ る
標高 2 0 ∼ 30 mの 関東 ロ ー ム 層に 覆
わ れ た 平 坦 な 地 形 で あ り , 南 北 に 流
れ る 小 貝 川 ・ 桜 川 ・ 谷 田 川 ・ 西 谷 田
川 な ど の 河 川 は , 周 辺 の 平 地 林 ・ 畑
地 あ る い は 水 田 等 と 一 体 と な っ て 落
, ち着い た田 園風 景を 醸し 出し てお り
こ れ ら の 河 川 は 霞 ヶ 浦 や 牛 久 沼 に 注
いでい る。
図2 - 1- 1 本 市の位 置
道 路・ 交 通網 に つい て は, 北 部に 国 道 125 号 線, 南 部に 国道3 54号線 , 常磐 自 動車
道 及び 首 都圏 中 央 連絡 自 動車 道 (一 部 開 通),南 北 に国 道 40 8号 線が 通 っ てい る 。鉄
道で は JR 常磐 線の 他 ,平 成1 7年 8 月に つく ばエ クス プ レス が開 通し ,首 都圏 へ
の利 便性 が一 層高 まっ てい る。
「 筑波 研 究学 園 都 市」 は ,最 先 端 技術 の 集積 地 と して 世 界か ら 注目 さ れて お り,
筑 波大 学 や宇 宙 航 空研 究 開発 機 構 筑波 宇 宙セ ン タ ーな ど 多く の 研究 ・ 教 育機 関 が立
地し てい る。
1− 2 気象 の状 況
本 市の 気 候は , 年 間平 均 気温 は 1 4℃ 前 後と 比 較的 温 暖な 太 平洋 岸 地 域型 気 候で
あ り, 冬 季の 降 水 量は 少 なく , 降 雪は 年 2∼ 3 回 程度 と 生活 に ほと ん ど 影響 を 及ぼ
さな い 。ま た,「筑 波お ろし 」 と呼 ばれ る乾 風 は, 筑波 山南 部地 域の 特 徴と なっ てい
る。
表2- 1- 1 気象の状況
気 温(℃) 降水量
年 次
(㎜)
平均気温 最高(極値) 最低(極値)
平成14年 14. 2 35. 9 - 6. 9 1, 069. 5
平成15年 13. 6 33. 8 - 8. 6 1, 385. 5
平成16年 14. 8 37. 3 -7. 0 1, 606. 5
平成17年 13. 7 34. 4 - 7. 4 1, 132. 0
平成18年 14. 2 34. 6 - 7. 5 1, 616. 5
(出典:つくばアメダスデータより)
表2- 1- 2 気象状況(平成18年)
風向 月
平均気温 最高(極値) 最低(極値) 月間降水量 最大風速
( ℃) ( ℃) ( ℃) (㎜) ( m/ s )
1月 2. 1 13. 2 - 6. 8 53. 5 10. 0 西北西
2月 4. 3 20. 0 - 7. 5 88. 0 11. 0 北北西
3月 7. 7 19. 2 - 2. 9 66. 0 11. 2 西北西
4月 11. 7 23. 7 - 1. 9 90. 5 12. 1 西北西
5月 17. 2 28. 2 4. 1 107. 5 8. 1 南
20. 8 31. 1 13. 1 131. 0 6. 5 南南東
6月
23. 8 34. 5 18. 9 257. 0 6. 0 東
7月
8月 25. 7 34. 6 18. 4 54. 5 5. 4 南南東
9月 21. 8 32. 9 13. 6 211. 5 7. 0 南
10月 17. 3 26. 0 8. 3 265. 5 10. 1 西北西
11. 6 23. 4 - 0. 3 111. 5 9. 4 南 西
11月
6. 4 18. 9 - 2. 9 180. 0 12. 9 西
12月
図2- 1- 2 気象状況(平成18年)
1− 3 河川 の状 況
本 市域 を 流れ る 主 要な 河 川は , 霞 ヶ浦 に 注ぎ 込 む桜 川 ,花 室 川及 び 小 野川 と ,牛
久 沼を 経 て小 貝 川 に注 ぎ 込む 稲 荷 川, 谷 田川 , 蓮 沼川 及 び西 谷 田 川の 系 統が あ り,
い ずれ の 河川 も 流 下後 , 利根 川 に 流入 し てい る 。 詳細 は 資料 編 ( P 5 ) 参 照の こ と。
1− 4 産業 の状 況
, 本 市の 産業 構造 とし ては ,第 1次 産業 は減 少傾 向が 著し く, 第2次 産業 は横 ばい
第 3次 産 業は 大 幅 な増 加 をし て お り, 平 成1 7 年 度で は 全就 業 者の 約 7 3% が 第3
次産 業に 携わ って いる 。
表2- 1- 3 産業3部門就業者の割合 各年10月1日現在 (単位:人,%)
第1次産業 第2次産業 第3次産業 産業分類
総数
総 数 構成比 総 数 構成比 総 数 構成比 不 能 構成比
年
昭和60年 70, 194 12, 129 17. 3 16, 275 23. 1 41, 679 59. 4 116 0. 2
平成 2年 81, 513 9, 294 11. 4 20, 218 24. 8 51, 798 63. 5 233 0. 3
平成 7年 90, 328 7, 227 8. 0 20, 995 23. 2 61, 506 68. 1 640 0. 7
2. 3
平成12年 92, 615 5, 388 5. 8 20, 169 21. 8 64, 971 70. 1 2, 084
平成17年 94, 455 4, 290 4. 5 17, 809 18. 9 68, 602 72. 6 3, 754 4. 0
( 出典:国勢調査結果報告書)
- 10 - 5 0 5 10 15 20 25 30 35 40
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 ( ℃)
0 50 100 150 200 250 300 (㎜ )
( 1) 農 業
, 本市 の農 業は ,つ くば エク スプ レス や首 都圏 中央 連絡 自動 車道 の一部 開通 に伴 い
, 都市 化, 混住 化が 進む 中で 農地 が年 々減 少し てい るも のの ,農 業粗生 産高 は米 ,芝
野 菜, 畜 産を 中 心 に堅 調 に推 移 し てい る 。特 に 筑 波山 麓 に作 付 けさ れ る 米は ブ ラン
ド 化さ れ 人気 の 高 い商 品 とな っ て いる ほ か, 芝 は 日本 一 の作 付 面積 を 有 して い る
( 2 , 2 45ha 平 成1 0 年 度農 業 基本 調 査) 。 さ らに ブ ルー ベ リー の 振興 に 取り 組 んで
いる 。
平成 17 年 にお いて 専業 農家 61 5戸, 第1 種 兼業 農家 525 戸, 第2 種兼 業農 家3 , 98 1
戸, 総 農家 数5 , 12 1戸 であ った が, この 20 年 間で 農家 数及 び耕 地面 積 は減 少を 続け
てお り, 特に 第1 種兼 業農 家が 約4 分の 1に 激減 して いる 。
表2- 1- 4 農家数及び耕地面積の推移
表2- 1- 5 農業粗生産額の推移 (単位:千万円)
米 麦類 雑穀 豆類
芋類 野 菜 花き 工 芸 農作物
苗 木 その他
肉用 牛 乳 用牛 豚 鶏
平成 6 年 1, 930 669 34 11 2 4 420 562 7 2 5 4 37 66 15 1 平成 9 年 1, 615 555 28 19 2 5 425 377 6 3 4 9 29 55 16 -平成12 年 1, 382 507 19 21 2 5 388 269 4 6 X 32 X11 X49 X13 -平成15 年 1, 509 622 22 23 2 5 348 354 4 6 2 2 13 34 11 -平成17 年 1, 394 497 19 24 1 9 417 291 4 5 2 4 12 43 9
-注: Xの表示 は茎崎地 区の数 値が秘 匿
養 蚕 農 業 産 出 額
年
計
耕 種 畜 産
(出 典: 茨城県 農林 水産統 計年報 )
合計
総数 専業農家 第1種兼業農家 第2種兼業農家 耕作地面積 昭和60年 10, 084戸 783戸 2, 262戸 7, 039戸 10, 503 ha 平成 2年 9, 444戸 685戸 1, 314戸 7, 445戸 9, 767 ha 平成 7年 8, 762戸 625戸 1, 243戸 6, 894戸 9, 451 ha 平成12年 7, 912戸 553戸 585戸 6, 774戸 8, 098 ha 平成17年 5, 121戸 615戸 525戸 3, 981戸 7, 211 ha
農 家 数 年
( 2) 工 業
本 市に は 我が 国 の 約3 0 %に あ た る政 府 系試 験 研究 機 関が 立 地し , 市 内8 カ 所の
工業 団 地( 120 社超 )も 含 め, 研究 開発 機能 を 核と した 先端 技術 産業 地 域を 形成 して
い る。 ま た, 産 業 支援 機 関等 の 連 携を 促 進し , つ くば の 産業 集 積効 果 を 生か し た産
業活 性 化を 図る ため 「 つく ば産 業戦 略 ビジ ョン」( 平成 14 年度 策定 ) の具 現化 を目
指し ,積 極的 な産 業振 興を 図っ てい る。
市内 の 事業 所 数 及び 従 業者 数 は 年々 減 少し て い るも の の, 製 造出 荷 額 等は 順 調に
増加 して いる 。
表2- 1- 6 事業所数及び製造品出荷額等の推移
図2- 1- 3 事業所数及び製造品出荷額等の推移
事業所数 従業者数 製造出荷額等
(ヵ所) (人) (万円)
平成 4年 465 8, 663 24,710, 388
平成 7年 390 8, 093 25,078, 068
平成10年 370 8, 927 35,403, 003
平成13年 204 8, 410 33,291, 488
平成16年 169 8, 045 35,338, 439
(出典:工業統計調査結果報告書)
年
100 200 300 400 500 600 700
H4 年 H7 年 H1 0年 H13 年 H16 年
( ヵ所)
0
5, 000, 000 10, 000, 000 15, 000, 000 20, 000, 000 25, 000, 000 30, 000, 000 35, 000, 000 40, 000, 000 ( 万円)
( 3) 商 業
本 市の 商 業は 学 園 都市 中 心地 区 に 立地 し てい る 複数 の 大型 店 を中 心 と した 広 域の
商 業 拠 点 と し て , 自 立 し た 商 圏 を 形 成 し て い る 。 一 方 , 新 市 街 地 に あ た る テ ク ノ
パー ク 桜や 筑穂 地区 , 国道 354 号線 沿い 等 にも 近年 大型 店舗 の立 地 が相 次い でい る。
市内 の商 店数 ,従 業者 数及 び年 間商 品販 売額 を以 下に 示す 。
表2- 1- 7 卸売業及び小売業の年間販売額等の推移
図2- 1- 4 卸売業の年間販売額等の推移
商店数 従業者数 年間販売額 商店数 従業者数 年間販売額
(ヵ所) (人) (百万円) (ヵ所) (人) (百万円)
平成 6年 370 3, 501 214,449 1, 535 8, 011 189, 569
平成 9年 400 3, 394 250,722 1, 581 9, 667 221, 485
平成11年 468 4, 062 429,520 1, 591 10, 976 215, 537
平成14年 425 3, 904 522,070 1, 516 11, 232 207, 183
平成16年 442 3, 968 487,785 1, 572 11, 649 207, 036
年
小 売 業
卸 売 業
(出典:統計つくば)
100 200 300 400 500 600 700 800
H6 年 H9 年 H11 年 H14 年 H16 年
(ヵ所)
0 100, 000 200, 000 300, 000 400, 000 500, 000 600, 000 (百万円)
商店数 年間販売 額
1, 400 1, 450 1, 500 1, 550 1, 600 1, 650 1, 700 1, 750 1, 800
H6 年 H9 年 H1 1年 H1 4年 H16 年
(ヵ所)
170, 000 180, 000 190, 000 200, 000 210, 000 220, 000 230, 000
(百万円)
1− 5 土地 利用 の状 況
最近 の7 年間 をみ ると ,田 ,畑 及び 山林 が減 少し ,宅 地が 増加 してい る。
表2- 1- 8 地目別面積 (単位:千㎡)
(出典:資産税課「固定資産概要調書」各年1月1日現在)
図2- 1- 6 地目別面積(平成18年)
田 畑 宅地 山林 原野 雑種地 その他
平成12年 48, 128 71, 840 51, 958 52, 702 2, 089 14, 430 42, 923
割合 16.9% 25.3% 18.3% 18.6% 0.7% 5.1% 15.1%
平成13年 47, 943 71, 067 53, 350 52, 457 2, 042 14, 634 42, 577
割合 16.9% 25.0% 18.8% 18.5% 0.7% 5.1% 15.0%
平成14年 47, 842 70, 652 53, 858 52, 077 1, 995 14, 931 42, 715
割合 16.8% 24.9% 19.0% 18.3% 0.7% 5.3% 15.0%
平成15年 47, 891 70, 725 54, 438 52, 305 2, 007 15, 147 41, 557
割合 16.9% 24.9% 19.2% 18.4% 0.7% 5.3% 14.6%
平成16年 47, 807 70, 214 54, 735 52, 170 2, 002 15, 553 41, 589
割合 16.8% 24.7% 19.3% 18.4% 0.7% 5.5% 14.6%
平成17年 47, 644 70, 065 55, 164 51, 932 1, 971 15, 714 41, 580
割合 16.8% 24.7% 19.4% 18.3% 0.7% 5.5% 14.6%
平成18年 47, 478 68, 989 56, 058 51, 446 1, 938 16, 082 42, 079
割合 16.7% 24.3% 19.7% 18.1% 0.7% 5.7% 14.8%
田 1 6.7%
宅 地 19 .7 % 山林
1 8.1% その他
14 .8 % 雑種 地
5 .7 %
畑 2 4.3% 原野
第2 節 関係 法令 等
本基 本計 画の 策定 にあ たり ,特 に関 連の ある 主な 法律 を以 下に 示す。
<環境基本法>
こ の法 律 は, 環 境 の保 全 につ い て ,基 本 理念 を 定 め, 並 びに 国 ,地 方 公共 団 体,
事 業者 及 び国 民 の 責務 を 明ら か に する と とも に , 環境 の 保全 に 関す る 施 策の 基 本と
な る事 項 を定 め る こと に より , 環 境の 保 全に 関 す る施 策 を総 合 的か つ 計 画的 に 推進
し ,も っ て現 在 及 び将 来 の国 民 の 健康 で 文化 的 な 生活 の 確保 に 寄与 す る とと も に人
類の 福祉 に貢 献す るこ とを 目的 とす る。
ま た, こ の法 律 は ,法 形 式と し て は一 般 の法 律 と同 じ で, 他 の法 律 の 上位 法 では
な いが , 実質 的 に は, そ の対 象 分 野に お いて 他 の 法律 に 優位 す る性 格 を 持ち , 他の
法律 が誘 導さ れる 関係 とな る。
なお ,環 境基 準は 環境 基本 法に よっ て規 定さ れて いる 。
<廃棄物の処理及び清掃に関する法律>
こ の法 律 は, 廃 棄 物の 排 出を 抑 制 し, 及 び廃 棄 物の 適 正な 分 別, 保 管 ,収 集 ,運
搬 ,再 生 ,処 分 等 の処 理 をし , 並 びに 生 活環 境 を 清潔 に する こ とに よ り ,生 活 環境
の保 全及 び公 衆衛 生の 向上 を図 るこ とを 目的 とす る。
し 尿及 び 浄化 槽 汚 泥は 一 般廃 棄 物 とな る ため , 収集,運搬,処理,処 分に あ たっ
て は, こ の法 律 の 適用 を 受け る 。 なお , 本生 活 排 水処 理 基本 計 画は , こ の法 律 の第
6条 の規 定に 基づ き策 定さ れる もの であ る。
また,「 廃棄 物の 処 理及 び清 掃に 関す る法 律 施行 令及 び海 洋汚 染及 び 海上 災害 の防
止 に関 す る法 律 施 行令 の 一部 を 改 正す る 政令 」 が 平成 1 4年 1 2月 1 日 から 施 行さ
れ ,こ の 改正 に よ って , 産業 廃 棄 物の 明 確化 や し 尿等 の 海洋 投 入処 分 の 禁止 及 び委
託契 約書 の保 存義 務の 追加 等が 定め られ た。
<下水道法>
こ の法 律 は, 流 域 別下 水 道整 備 総 合計 画 の策 定 に 関す る 事項 並 びに 公 共下 水 道,
図 り, も つて 都 市の 健 全な 発 展及 び 公 衆衛 生 の向 上 に寄 与 し, あ わせ て 公共 用 水域
の水 質の 保全 に資 する こと を目 的と する 。
な お, 下 水道 法 に は, 水 洗便 所 へ の改 造 義務 等 (第 1 1条 の 3) も 定 めら れ てい
る 。
<浄化槽法>
, この 法律 は, 浄化 槽の 設置 ,保 守点 検, 清掃 及び 製造 につ いて 規制す ると とも に
浄 化槽 工 事業 者 の 登録 制 度及 び 浄 化槽 清 掃業 の 許 可制 度 を整 備 し, 浄 化 槽設 備 士及
び 浄化 槽 管理 士 の 資格 を 定め る こ と等 に より , 浄 化槽 に よる し 尿等 の 適 正な 処 理を
図り ,生 活環 境の 保全 及び 公衆 衛生 の向 上に 寄与 する こと を目 的とす る。
浄 化槽 汚 泥の 引 き 抜き 清 掃は , 浄 化槽 法 によ っ て浄 化 槽の 種 類ご と に 回数 が 定め
, られ てい る。 また ,浄 化槽 法第 3条 では ,下 水道 ,し 尿処 理施 設で処 理す る以 外は
浄 化槽 で 処理 し た 後で な けれ ば , し尿 を 公共 用 水 域に 放 流し て はな ら な いと 規 定し
てい る。
<都市計画法>
こ の法 律 は, 都 市 計画 の 内容 及 び その 決 定手 続 ,都 市 計画 制 限, 都 市 計画 事 業そ
の 他都 市 計画 に 関 し必 要 な事 項 を 定め る こと に よ り, 都 市の 健 全な 発 展 と秩 序 ある
整 備を 図 り, も っ て国 土 の均 衡 あ る発 展 と公 共 の 福祉 の 増進 に 寄与 す る こと を 目的
とす る。
都 市計 画 法第 1 1 条に よ り, 都 市 計画 区 域に お ける 都 市施 設 とし て 必 要な も のを
定 める も のと さ れ てお り ,上 下 水 道や し 尿処 理 施 設等 が 対象 の 都市 施 設 とな っ てい
る。
<水質汚濁防止法>
( )
こ の法 律 は, 工 場 及び 事 業場 か ら 公共 用 水域 に 排出 さ れる 水 の排 出 排出 基 準
及 び地 下 に浸 透 す る水 の 浸透 を 規 制す る とと も に ,生 活 排水 対 策の 実 施 を推 進 する
こ と等 に よっ て , 公共 用 水域 及 び 地下 水 の水 質 の 汚濁 ( 水質 以 外の 水 の 状態 が 悪化
する こ とを 含む 。以 下 同じ。) の防 止を 図り , もっ て国 民の 健康 を保 護 する とと もに
の 健康 に 係る 被 害 が生 じ た場 合 に おけ る 事業 者 の 損害 賠 償の 責 任に つ い て定 め るこ
とに より ,被 害者 の保 護を 図る こと を目 的と する 。
なお , し尿 処理 施設 ,下 水道 終末 処 理場 ,処 理人 員が 50 0人を 超え る 浄化 槽は ,水
質汚 濁防 止法 によ る特 定施 設に 該当 する ため ,法 の適 用を 受け ること とな る。
<下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法>
こ の法 律 は, 下 水 道の 整 備等 に よ りそ の 経営 の 基礎 と なる 諸 条件 に 著 しい 変 化を
生 ずる こ とと な る 一般 廃 棄物 処 理 業等 に つい て , その 受 ける 著 し い影 響 を緩 和 し,
併 せて 経 営の 近 代 化及 び 規模 の 適 正化 を 図る た め の計 画 を策 定 し, そ の 実施 を 推進
す る等 の 措置 を 講 ずる こ とに よ り ,業 務 の安 定 を 保持 す ると と もに , 廃 棄物 の 適正
な処 理に 資す るこ とを 目的 とす る。
以上 に関 係法 令と して ,本 基本 計画 に関 連す る主 な法 律等 を示 した。
本基 本 計画 は,「廃 棄物 の処 理及 び清 掃 に関 する 法律 」に 準拠 す る計 画で ある が,
策 定に あ たっ て は ,上 記 の法 律 及 び施 行 令, 施 行 規則 並 びに 関 係す る 県 ,市 の 条例